2018-04
Cidrerie du Vulcain / Raw Boskoop 2016
シードルリー デュ ヴュルカン / ロウ ボスコップ 2016
シーズン到来。
なぜだか逗子海岸映画祭のことを耳にするようになるとジャックのシードルの季節の到来を感じるわたくし。でも逗子海岸映画祭には行ったことがありません。
さて、世の中に特別な不満は無いのですが、数少ない忌み嫌うものにマクドナルドを代表するフライドポテトとハンバーガーとコーラのコンボがあります。スカスカの栄養と素材ながらも人間の本能的な欲求を刺激する糖質と脂質と塩分のバランスで、脳内に大量の快楽物質を放出させるべく調整されたまさにジャンクフード。
この糖質と脂質と塩分のバランスに黄金レシピがあるらしく、そのレシオを守っていれば、思想信条を超えたどんな人でも魅了することができるとか。
そんな快楽物質に抗することができない人間の性を受け入れつつ、せめてもの抵抗としてシードルリー デュ ヴュルカンのシードルとオーブンでローストした自然栽培のジャガイモ、カツオのコンフィで糖質と脂質と塩分の黄金バランスをアップデートし、享楽的な夜を過ごしてみたり…
Dard & Ribo / Saint-Joseph Rouge 2013
ダール&リボ / サン ジョセフ ルージュ 2013
若い頃はドラッグをキメて、尖ったロックをやっていたアーティストも、キャリアを重ねていくとアコースティック・ライヴとかやったりしちゃう。かくいう私もハードロックやヘビメタ好きだったけど、最近はめっきりジャズやクラシックが心地よくなりつつあったり。
ドメーヌに世代交代や継承がなく、同一の造り手が造り続けているという意味では、なかなか興味深い例のダール&リボ。ロックな時代とアンプラグドな時代の境界が15年ほど前にあったと思うけど、その瞬間に立ち会えて、両時代の良さを知れた幸運には感謝。
2013年のサン ジョセフ ルージュは、酸がしなやかでたたずまいの凛とした女性的なイメージ。シラーという同じ言葉でもステレオタイプな捉え方をする場合では、言語が違う感じ。もちろんそれが良いとか悪いとかないのだけれど。
Irancy 2013 / Vini Viti Vinci 人生通じて一番沢山、一番一緒にワインを飲んできた人と、その二人にとっても人生で初めてゆっくり1本を一緒に向き合うワインの造り手がいて。情報は常にアップデートしてきたけど、向き合ってこなかったワインと対峙する夜。
Irancy 2013 / Vini Viti Vinci 人生通じて一番沢山、一番一緒にワインを飲んできた人と、その二人にとっても人生で初めてゆっくり1本を一緒に向き合うワインの造り手がいて。情報は常にアップデートしてきたけど、向き合ってこなかったワインと対峙する夜。 from gamaylover’s Instagram
Jérôme Jouret / La Clé des Champs 2014
ジェローム ジュレ / ラ クレ デ シャン 2014
よく品があって酸が綺麗な赤ワインを「ピノっぽい」なんて聞くことがあるけど、乱暴だし語彙の少なさと理解の浅さを露呈しているような印象を受けるのであまり耳にしたくない。
同じく、「まるでブルゴーニュのような…」なんてのも。
もっとも、私自身も昔そんな事を言っていたと思うので、自戒の意味を込めての記録。
テロワールのポテンシャルなんて話の俎上にあがることもないアルデッシュの片田舎で、どうやってここまで磨き上げられた、それでいて何も失っていない、それどころか複雑で多様な表現を内包しているワインを手がけることができるのか。毎回不思議になるのが、ジェローム ジュレ。
2014年産のシャルドネで造られるラ クレ デ シャンは、美しく、しなやかで、それでいて懐深い味わい。品種に拘る意味はないけれど、シャルドネを通じての表現として、こういうワインを口にする機会は少ない。
ガメラージャポン通信
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